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<title>レトロな雑記帳</title>
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<description>昭和の日本映画レビュー中心のブログです。</description>
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<title>パパはニュースキャスター</title>
<description> 1987年1月～3月に放送された田村正和主演のTBSドラマ（全12回）物語。 鏡竜太郎、40歳。職業、ニュースキャスター。ジャーナリストとして正義感に燃える彼にも、欠点がある。 唯一と言っていい彼の欠点は、酒。飲むと記憶をなくすほど酔い、女を口説くのである。 12年前、彼は３人の女を口説いた。そのことが、やがて思いがけない悲劇となって彼の身に襲いかかろうとは夢にも思わずに…。このドラマは、ある日突然三人の娘の父親に
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<![CDATA[ <img src="http://blog-imgs-32.fc2.com/r/e/t/retroroom/papanew01.jpg" align="left">1987年1月～3月に放送された田村正和主演のTBSドラマ（全12回）<br /><br />物語。 鏡竜太郎、40歳。職業、ニュースキャスター。ジャーナリストとして正義感に燃える彼にも、欠点がある。 <br />唯一と言っていい彼の欠点は、酒。飲むと記憶をなくすほど酔い、女を口説くのである。 <br />12年前、彼は３人の女を口説いた。そのことが、やがて思いがけない悲劇となって彼の身に襲いかかろうとは夢にも思わずに…。<br />このドラマは、ある日突然三人の娘の父親になった独身主義者の悲劇…ではなく、喜劇である！<br /><br />このドラマは1987年、つまり昭和62年放送と言うことで、昭和も極末期の作品です。当時、一応大人（大学生）になっていましたから、いかに記憶力の悪い私でも改めてDVD等を見るまでもなく、詳しい内容を覚えていました。なので、あんまり懐かしさは感じないですね。まだ最近のような気がしちゃうんです＾＾；<br /><br />お話は、独身主義者の主人公（田村正和）のもとに、娘と名乗る3人の愛（愛と書いてめぐみと読むw）と言う少女たち（大塚ちか子、西尾麻里、鈴木美恵子）が出現したことから始まる、ホームコメディ。<br />・「ニュースキャスター」と言う、当時花形になりつつあった存在<br />・テレビ局の裏側と言う、所謂「業界モノ」の走りとなった舞台設定<br />・「うちの子にかぎって…」から続く、大人びた口を利くマセた子供と言うキャラクター<br />・そして「擬似家族」と言う、家庭崩壊と言われ始めた時代状況を反映したテーマ設定<br />…などなど。見た目はいかにも昭和末期における流行的な素材を散りばめているドラマですが、でも中身は笑いあり涙ありの、オーソドックスな人情コメディになっているところがミソです。<br /><br /><img src="http://blog-imgs-32.fc2.com/r/e/t/retroroom/papanew02.jpg" align="left">最初はよそよそしく、ぎこちなかった親子関係がだんだん本物らしくなって行って、田村正和が「父性愛」に目覚めるプロセスはよく描けているし、見た目は生意気そうでいても実は孤独で優しい少女たちの心情にもじーんと来ますので、老若男女、家族で観られる良質のドラマだったと思います。田村さんと恋人役・浅野温子の、クールで甘い「大人の関係」にも何か、憧れましたね＾＾；<br /><br />田村正和と言えば、今ではテレビ界の押しも押されぬ大スター。<br />でも80年代初めぐらいまでは、阪妻の息子である田村三兄弟の中では、はっきり言って田村正和が一番印象が薄かったかなあ。。。一応主役のドラマとかもいくつかあるんだけど、イマイチ線が細くて個性が弱かったように思います。しかし「うちの子にかぎって…」で二枚目半のコミカルな面を見せてからは大ブレイク。いつもボソボソ、グシュグシュ喋っているステレオタイプな演技なんですけど、でもそれだけでひとつのスタイルを確立してしまったのですから、やっぱり大したものだと思います。<br />ちなみにこのドラマは本放送後も、1994年まではスペシャルが何度か作られていました。特に94年に放送された、20歳になった3人の愛たちとパパとのドラマは秀逸でした。このドラマは子役を演じていた3人が3人とも今でも女優を続けているレアなケースなのですから、できればもう一度スペシャル（「おじいちゃんはニュースキャスター」！？）を作ってもらいたいものです。<br /> ]]>
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<dc:subject>テレビ番組</dc:subject>
<dc:date>2009-11-15T23:42:47+09:00</dc:date>
<dc:creator>hayamin</dc:creator>
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<title>江戸川乱歩「緑衣の鬼」より　白い人魚の美女</title>
<description> 江戸川乱歩の美女シリーズ第4作目（1978年7月8日放送・テレビ朝日・井上梅次監督）物語。深夜のビル街に出現した巨大な影に怯える女…。彼女は明智小五郎（天知茂）の助手・文代（五十嵐めぐみ）の女子大時代の先輩・笹本芳枝（夏純子）だった。芳枝の夫・静雄は、緑の影に脅かされてノイローゼになってしまったと言う。翌日、笹本家を尋ねた文代は、居間に倒れている芳枝と、寝室で顔中血まみれの静雄を発見する。その時、文代も何
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<![CDATA[ <img src="http://blog111.fc2.com/r/retroroom/file/bijoseries04_01.jpg" align="left">江戸川乱歩の美女シリーズ第4作目（1978年7月8日放送・テレビ朝日・井上梅次監督）<br /><br />物語。深夜のビル街に出現した巨大な影に怯える女…。彼女は明智小五郎（天知茂）の助手・文代（五十嵐めぐみ）の女子大時代の先輩・笹本芳枝（夏純子）だった。芳枝の夫・静雄は、緑の影に脅かされてノイローゼになってしまったと言う。翌日、笹本家を尋ねた文代は、居間に倒れている芳枝と、寝室で顔中血まみれの静雄を発見する。その時、文代も何者かに殴られ気絶する。薄れ行く意識の中で文代の目に映ったのは、緑色の影だった。以来、芳枝と静雄は行方不明になってしまう。<br />波越警部（荒井注）は従兄の夏目太郎が芳枝を偏愛し、また緑色にも執着していたことから容疑者と断定。やがてホテルに緑色の服の男が現れたと通報が入り、トランクに監禁されていた芳枝が発見され無事保護される。回復した芳枝は、叔父で太郎の父親の菊太郎（松村達雄）、従妹の知子（朝加真由美）、秘書の山崎（荻島真一）と伊豆の別荘に向かうが…<br /><br />本作はシリーズ4作目にして初めて、明智小五郎が登場しない原作小説からのドラマ化です。原作では、探偵作家の大江白虹と言う青年が狂言回しを演じ、探偵役は乗杉龍平と言う一作限りの探偵が務めています。従ってドラマ版では、両者をミックスした役割を明智小五郎が担っています。<br />冒頭、巨大な影が芳枝を襲うと言うスリル満点な発端は原作通りに再現されています。ただ、こんな余計なことをしなかったら明智が事件に関与するともなく、従って完全犯罪が成功していたかもしれないのですから、よく考えてみれば少し不自然なプロットです＾＾；このあたりは、本来明智の登場しなかった原作をベースにしていることから無理が生じてしまったのでしょう。しかし、その後のストーリー自体にはさほど違和感を感じさせるものはありません。<br /><br />物語は、緑衣の鬼・夏目太郎から執拗に狙われる芳枝を軸に展開。<br />全身を緑衣で覆い包んだ怪人と言うのは文章で読む限りは不気味なのですが、映像ではやはり滑稽感が先立ってしまいますね。いかにフィクションとは言え、こんなド派手なスーツを着て様になるのは植木等の無責任男ぐらいです^^;<br />ちなみにタイトルの「白い人魚」と言うのは全裸で水族館の水槽に投げ込まれた芳枝のことですが、これが夏純子本人なのかどうか、はっきりしません。よく似た吹き替えの人かなと思うのですが。<br />夫・笹本静雄、従妹の知子、そして叔父の菊太郎（あと、お手伝い）と、芳枝周辺の人々が次々太郎の手に掛かります。こういうストーリーの場合では、夏目太郎が真犯人ではないことは明白だし、本当に怪しいのが誰かも見ていれば見当がつくわけですが、視聴者任せで何となく謎が解けてしまうのでなく、きちんと「二つの不可解、五つの不可能」を提示して論理的に道筋を立てています。<br />ここで明智小五郎は「不可能」よりも「不可解」に着目して謎を解いていくと言う、彼一流の推理術を披露しています。<br />「不可解」といえば、明智が何故緑色の怪人と同じ格好をして洞窟に入り込んでいたのか、わかりません。「訳はあとで話す」と言いながら結局明かされず終いなので、視聴者にとって不可解なままです。無理矢理解釈すれば、動機の解明を重視する明智先生としては、やはり犯人そのものになり切ってしまうことが不可欠だったのかもしれません。それにしても、いかに普段から派手なスーツを好む明智先生とは言え、さすがに緑色のまぬけなマスクとマント姿ではダンディ形無しですね＾＾；<br />謎解きシーンでは「変装ベリベリ」で松村達雄と入れ替わって華麗なる明智先生出現。「変装ベリベリ」自体は2作目の「浴室の美女」でもありましたが、この時は謎解きシーンではなかったので、事実上の初公開と言ってもいいでしょう。服装の方はまだワンタッチでベリベリではなく、自分でガウンを脱いでいるあたりに初期らしさが伺えます。<br />最後は「明智…呪ってやる…!!」と強烈なダイイングメッセージを残して、犯人が自殺（なんでわざわざ水槽に入るのかよくわかりませんが）。そう言えば途中でも芳枝から「先生って親切そうに見えて、根は冷たい方なんですね」、山崎からは「僕は明智さんの無能ぶりにがっかりしているんです」「何が名探偵です」などとコキ降ろされていましたが、今回の明智は最後まで散々に言われっ放しでした。<br /><br />本作では文代さんが女子大で「テニス部」に所属していたという「過去」が判明しています。でもそれは物語の展開とは、勿論何の関係もありません＾＾；ただ、今までは単なる明智の「助手」と言う以外に特徴のなかった文代さんに、具体的な性格が肉付けされた点は注目に値します。<br />と言うのも、この作品において明智先生に対する文代さんの「焼き餅」、つまり先生と弟子の関係と言う以上に異性として愛情を抱いていることが、シリーズ史上初めて明らかにされるからです。<br />後々定番になる台詞「先生ったら、ほんっとに美人に弱いんだからっ」も初登場しています。そもそも、明智に向かって文代さんがこんな風にズケズケとした口を利くのもこれが初めてだったはず。冒頭で、深夜の明智事務所に二人っきりでいるシーンからして何やらアヤシイです。普通の上司と部下、師匠と弟子と言うだけの関係とは思えない、オフィスラブめいた雰囲気を感じてしまうのですが、これは私の妄想でしょうか＾＾；<br /><br />一方、この作品では明智のクールな女性観も明確になっています。<br />1～3作目では物語開始早々から「美女」に陥落してしまっていた明智ですが、本作では、実は文代さんが焼き餅焼くほどには美女（芳枝）に関心を示していません。前作「死刑台の美女」では人妻から激しい告白を受けて思わず逃げ出してしまったウブな（？）明智でしたが、本作では同じく人妻の芳枝に対して「美しい人と言うのは、知らず知らずのうちに罪を作っているものです」などとキザな台詞でおだてておきながら、その気になった相手から迫られると余裕で冷たく袖にすると言う成長（？）を見せています。<br /><br />夏純子は比較的早く結婚・引退してしまったので、この作品あたりは既に芸能生活終盤の時期でしょうか。典型的な猫系顔で、必ずしも美人ではないのですが、非常に色っぽくて危険な香りのする女優さんですね。<br />芳枝の愛人・山崎を演じた荻島真一は、後に第16作「白い乳房の美女」にも出演しています。80年代の「土曜ワイド劇場」の顔の一人で、自信過剰で野心的な青年実業家やエリートサラリーマンがはまり役でした。天知先生同様、50代の若さで亡くなられてしまったのが惜しまれます。 ]]>
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<dc:subject>江戸川乱歩の美女シリーズ</dc:subject>
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<dc:creator>hayamin</dc:creator>
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<title>江戸川乱歩「悪魔の紋章」より　死刑台の美女</title>
<description> 江戸川乱歩の美女シリーズ第3作目（1978年4月8日放送・テレビ朝日・井上梅次監督）物語。犯罪学者宗方博士（伊吹吾郎）の代理で明智小五郎（天知茂）が香港に出張している最中に、大富豪川手庄太郎（増田順司）の一家が殺人予告を受ける。三女の雪子（結城マミ）、次女の春子（三崎奈美）が相次いで殺害され、その体には三重渦状の指紋が残されていた。更に長女の民子（かたせ梨乃）と川手自身の身にも魔の手が伸び…幼少期に見てい
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<![CDATA[ <img src="http://blog-imgs-32.fc2.com/r/e/t/retroroom/bijoseries03_01.jpg" align="left">江戸川乱歩の美女シリーズ第3作目（1978年4月8日放送・テレビ朝日・井上梅次監督）<br /><br />物語。犯罪学者宗方博士（伊吹吾郎）の代理で明智小五郎（天知茂）が香港に出張している最中に、大富豪川手庄太郎（増田順司）の一家が殺人予告を受ける。三女の雪子（結城マミ）、次女の春子（三崎奈美）が相次いで殺害され、その体には三重渦状の指紋が残されていた。更に長女の民子（かたせ梨乃）と川手自身の身にも魔の手が伸び…<br /><br />幼少期に見ていた「美しい女（ひと）」の印象と言うのは、いつまでも経っても色褪せないものです。<br />松原智恵子さんと言えば、私にとってはNHK大河ドラマ「国盗り物語」のお市の方。清楚にして可憐、儚くも美しく散っていった、戦国に咲いた一輪の花…。松原さんのお市は、本当に素晴らしかったです。子供心にも、世の中にはこんなに綺麗な人がいるものなのかと思いました。<br />その松原さんが本作の「美女」として登場しています。<br />冒頭では、いきなり天知茂先生扮する明智小五郎が、松原さん演じる宗方夫人・京子をひと目見ただけで惹かれてしまいます。<br />って、オイオイ、相手は人妻（一応）だぞ･･･とツッコミ入れたくなる場面ですが、あのバンビのように潤んだ松原さんの瞳で見つめられたら一発で魅入られてしまう明智の気持ちはよくわかります＾＾；<br />病弱、薄幸…まるで絵に描いたように哀しい風情。そんな役柄が見事にはまる女優さんは、やはり松原さんをおいてほかにいないです。<br />物語は、その宗方夫人の依頼で明智が香港に出掛けている最中に、恐るべき殺人計画が進行してしまいます。<br /><br />ちなみに原作では、宗方夫人は最後にちょろっと出るだけだし、明智も終盤になってから漸く登場します。<br />ついでに言えば、川手庄太郎の異母妹・北園竜子（稲垣美穂子）も原作では終盤ちょっと出てきてすぐ殺されてしまうだけの可哀想な役回りですが、ドラマでは序盤から登場して財産争いに一役買っています。シリーズの1作目と2作目では、概ね原作通りにドラマ化されて来ましたが、3作目の本作では、物語そのものは原作ベースで進みながらも、部分的にはテレビ向けの見せ場を作るために幾つかを手を加えています。<br />まず、タイトルを聞いた時点で「ハテ(・_・?)原作に死刑台なんて出て来たかな？」と記憶があやふやになります。そうです、死刑台云々なんて話は原作にはありません。このシーンはエドガー・ポオの小説「陥穽と振り子」からの流用であると同時に、乱歩自身がその着想を借用した通俗長編「大暗室」の中のワンシーンをアレンジしたものでしょう。川手民子役のかたせ梨乃ばかりか、五十嵐めぐみの文代さんまで下着姿で死刑台にかけられてしまうと言う、文字通り出血？大サービスのシーンもあります。<br /><br />それはともかく、本作では両親の復讐のため富豪一家が皆殺しの予告を受けると言う、「浴室の美女（魔術師）」と同じようなプロットで始まります。しかものっけから立て続けに二人がお約束どおり全裸で殺されてしまうのですが、当然、この役は脱ぎ要員のポルノ女優さん。中でも春子役の三崎奈美は、あまりにも舌ったらずな台詞回しの稚拙な演技に笑ってしまうのですが、そこは体を張った演技に免じて問わないことにしましょう。この二人の殺人と言い、後の死刑台シーンと言い、1作目2作目と比べてもエログロ度が増してきているところに特徴があります。<br />しかもこの間、我らが明智先生は出張中で不在と言う、やきもきさせられる展開です。<br />明智に代わってお馴染み波越警部（荒井注）とともに捜査に当たるのは、犯罪研究の大家・宗方博士。<br />ただイマイチ役立たずで、犯人の後手後手を踏んでしまいます。<br />やがて明智も帰国して捜査に加わりますが、宗方博士の巻き添えを食ってしまったかのように、犯人に出し抜かれます。名探偵が二人も揃っていて、どうしたことでしょう…って、それは勿論理由があるんですけどね。<br />しかし最後にはまんまと犯人を罠に嵌めて面目躍如。<br />お馴染み、明智の変装シーンもありますが、後にステレオタイプ化されたような「変装ベリベリ」とは違って、ごく自然なものになっています。<br />散る花の運命の如く哀しい犯人の最期はシリーズ屈指の名場面でしょう。<br /><br />宗方博士を演じた伊吹吾郎は、明智先生と張り合うライバルとしての貫禄は十分。<br />当時まだ30そこそこだったとは思えません。この貫禄が認められたのか、後に角刈りの黄金仮面となって復活、三度明智と渡り合っています。<br />なお本作では、後にお馴染みとなる「Ａ」（明智のＡ）のイニシャル入りの、オリジナル・ブレザーが初登場しています。 ]]>
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<dc:subject>江戸川乱歩の美女シリーズ</dc:subject>
<dc:date>2009-11-08T13:16:16+09:00</dc:date>
<dc:creator>hayamin</dc:creator>
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<title>新・坊っちゃん</title>
<description> 1975年10月17日～1976年3月26日にNHKで放送（市川森一脚本、全22回）このドラマは「赤ひげ」や「ふりむくな鶴吉」と同じ「金曜時代劇」の枠で放送されましたが、時代劇ではないので、シリーズに数えていいのかどうか。放送期間もそれまでの時代物が1年間だったのに対し、半年で終わっています。原作は言うまでもなく夏目漱石の「坊っちゃん」ただし「新」と付いているように、原作をかなり膨らませてオリジナルストーリーが加味さ
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<![CDATA[ 1975年10月17日～1976年3月26日にNHKで放送（市川森一脚本、全22回）<br /><br />このドラマは「赤ひげ」や「ふりむくな鶴吉」と同じ「金曜時代劇」の枠で放送されましたが、時代劇ではないので、シリーズに数えていいのかどうか。放送期間もそれまでの時代物が1年間だったのに対し、半年で終わっています。<br />原作は言うまでもなく夏目漱石の「坊っちゃん」<br />ただし「新」と付いているように、原作をかなり膨らませてオリジナルストーリーが加味されています。私は当時たまたま原作を読んだばかりだったのでとても楽しみにしていたのに、原作と違う話の連続でちょっとがっかりしたという思い出があります。<br /><br />主人公坊っちゃん（柴俊夫、ちなみに原作では名前が出てこないので、このドラマでは「矢田部」と言う名前がつけられている）が東京から中学教師として松山に赴任し、そこで同僚の山嵐（西田敏行）、校長のたぬき（三國一朗）、教頭の赤シャツ（河原崎長一郎）、野だいこ（下条アトム）、うらなり（園田裕久）、そしてマドンナ（結城しのぶ）等々の登場人物とひと悶着もふた悶着もあった挙句に東京に帰る、と言う大枠の設定自体はだいたい同じ。<br />ただ、原作は単純明快、と言うより、ある意味では漱石の「被害妄想」が炸裂して、病的なまでに人物が記号化され物語が短絡的に図式化されているのに対して、ドラマでは陰影が濃く複雑な人間関係を描写しています。<br />例えば登場人物の性格は、山嵐は自由民権思想の持ち主で過激な教育改革論を執筆していたり、野だいこは繊細な性格で、信じていた赤シャツが影で自分を酷評しているのを立ち聞きしてしまいショックを受けたり、と言うように、原作より肉付けされていました。<br />あとは細かい話になりますが、「漢学」の教師役が「ムーミンパパ」の声の高木均だったこと、坊っちゃんの親代わりでもある下女のきよ（北林谷栄だったかしら）が松山にやってくるエピソードや、生徒を煽動したと言う咎で免職になりかかった山嵐が、一旦は赤シャツの温情でクビが繋がりかかったのに、教育改革論の草稿を見られてしまい結局クビになってしまう、と言うエピソードがあったのは覚えています。<br />うろ覚えですが、最終回は、坊っちゃんと山嵐がたぬき（校長）を人質に捕って立て篭もり卒業式を阻止しようとしますが、赤シャツが急遽新校長に任命されると言う離れ業が演じられてしまう…と言う、何かトンでもない展開だったような。<br />ドラマのラストでは、登場人物たちの「その後」が描かれ、東京で駅員？になった坊っちゃんは相変わらず癇癪玉を破裂させて乗客を怒鳴りつけ、田舎に帰って小学校の教員になった山嵐はネンネコ半纏に赤ん坊を背負いながら生徒を教え、赤シャツはマドンナと結婚して子供も生まれ、教員を辞めた野だいこは娼婦のヒモになっており、そして確か坊っちゃんの教えた生徒たちは日露戦争で全員戦死（？）…と言うそれぞれの姿が流れて終わっていました。<br /><br />坊っちゃん役の柴俊夫をはじめとするキャスティングはほぼイメージ通りでした。<br />柴俊夫は前々作「天下堂々」、西田敏行は前作「ふりむくな鶴吉」からのスライド出演。NHKで気に入られた役者さんは連続して起用される傾向がありましたね。マドンナ役は当初大原麗子だったのが病気で急遽降板したということなのですが、覚えていません。私の記憶にあるのは結城しのぶさんだけ。清楚で気丈で気位の高いお嬢様、と言う役柄にぴったりでした。 ]]>
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<dc:subject>テレビ番組</dc:subject>
<dc:date>2009-11-06T21:07:07+09:00</dc:date>
<dc:creator>hayamin</dc:creator>
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<title>旅人異三郎</title>
<description> 第13話「つかの間の恋に女心が濡れた」（1973年6月16日放送）物語。信濃路の裏街道。見返り峠。異三郎（杉良太郎）は籠屋に絡まれていたお志乃（藤村志保）と言う女を助ける。お志乃は村の蘭医・橋本碩堂（中村伸郎）のために、江戸で新刊の医学書を手に入れた帰りだった。碩堂の元には見習いとして働く子供・健太がいた。実は健太はお志乃の息子。八州廻り（木村元）に夫を殺されたお志乃が飯盛り宿で働くため碩堂に預けたのだが
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<![CDATA[ <img src="http://blog-imgs-32.fc2.com/r/e/t/retroroom/isaburo01.jpg" align=left>第13話「つかの間の恋に女心が濡れた」（1973年6月16日放送）<br /><br />物語。信濃路の裏街道。見返り峠。<br />異三郎（杉良太郎）は籠屋に絡まれていたお志乃（藤村志保）と言う女を助ける。お志乃は村の蘭医・橋本碩堂（中村伸郎）のために、江戸で新刊の医学書を手に入れた帰りだった。碩堂の元には見習いとして働く子供・健太がいた。実は健太はお志乃の息子。八州廻り（木村元）に夫を殺されたお志乃が飯盛り宿で働くため碩堂に預けたのだが、お志乃が母親であることを健太は知らない。<br />お志乃は医学書の代金三十両の借金のため、体を売る決意をする。その初日、偶然雨宿りのため店に入ってきた異三郎と再会する。お志乃に事情があることを察した異三郎は、着物の帯を解こうとする手を制し、翌朝黙って三十両を置いて宿を立つ。<br />やくざの藤五郎（草薙幸二郎）と仙造（江幡高志）は、お志乃を捕えて無理矢理八州廻りに献上しようとする。そこへ戻ってきた異三郎の手によって一旦は助けられる。だが藤五郎から、商売女だったと息子にバラすと脅かされたお志乃は、異三郎にわざとすげない愛想尽かしの態度を取る。その言葉を真に受けてしまう異三郎。「何かわけのある女だと、正直言やぁ、心惹かれていたんだぜ…」。三十両を突っ返すお志乃から金を受取って立ち去る異三郎。だが、碩堂から真相を聞きお志乃の真情を悟った異三郎は、引き返して八州廻りたちを叩きのめし、お志乃を窮地から救う。<br />息子の幸せを考え、お志乃は村を後にする。見返り峠で別れるとき、異三郎の背中に尋ねるお志乃。「あの時･･･心惹かれたっておっしゃったこと…本当ですか？」だが異三郎は思いを振り切るかのように、1度も見返ることなく去ってゆく。<br /><img src="http://blog-imgs-32.fc2.com/r/e/t/retroroom/isaburo02.jpg"> <img src="http://blog-imgs-32.fc2.com/r/e/t/retroroom/isaburo03.jpg"><br />1973年3月24日～1973年9月15日に東京12チャンネル（現テレビ東京）で放送されていたテレビ時代劇（全26回）。<br />この作品は「アイフル大作戦」と同じ土曜夜9時放送だったんですけど、本放送で見ていた記憶があります。と言うことは、うちではこの枠の時代劇（「大江戸捜査網」と同じ枠）を見ていたから、裏の「アイフル」が見られなかったわけです。今更ながら気付きました。<br /><br />物語は一匹狼の渡世人・はぐれの異三郎（杉良太郎）が旅の途中で出会った様々な人々を助ける1話完結形式で、全編を通してのレギュラー出演者は杉良ただ一人。渡世人が主人公で、毎回違ったゲストを迎えると言う形のテレビ時代劇は、「木枯し紋次郎」（1972年）の影響でしょうか。ただ紋次郎が「あっしには関わりねえ」と言いながら事件に関わって行くのと違って、異三郎は困っている人を見ると捨てて置けないという、情に弱いキャラクター。<br />「泣くのはやめておくんなさいよ。泣くのが嫌さに笑って過ごすはぐれの異三郎…。ひとが泣くのを見るのも辛うござんす」<br />と言う、OPのモノローグがあります。<br /><br />この回のゲストは藤村志保さん。大映倒産でテレビが活躍の中心になって2年目ぐらいで、相変わらずお美しいのですが、少し母親役にシフトして来ています。大映時代にはなかったであろう、白首の娼婦姿の汚れ役シーンもあります。その大映時代から志保さんと共演している木村元も、かつてはやくざの三下クラスでしたがこの頃には悪代官クラスにまで"出世"している点が興味深いです。 ]]>
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<dc:subject>テレビ番組</dc:subject>
<dc:date>2009-11-05T22:13:33+09:00</dc:date>
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<title>少年ドラマシリーズ</title>
<description> 1972年1月～1978年3月までNHKで放送（その後も～83年まで不定期で放送）。現在でもテレビは「垂れ流し」と揶揄されますが、番組ソフトをDVD化して再利用したり、或いは文化として保存しようと言う概念自体が存在しなかった昔は、尚更。つまり放送後テープを消去してしまうので、番組自体が残っていないというケースが多いです。これは民放よりNHKの方が顕著ですね。80年代にならないと保存されていない。&quot;NHKっ子&quot;だった私にとって
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<![CDATA[ 1972年1月～1978年3月までNHKで放送（その後も～83年まで不定期で放送）。<br /><br />現在でもテレビは「垂れ流し」と揶揄されますが、番組ソフトをDVD化して再利用したり、或いは文化として保存しようと言う概念自体が存在しなかった昔は、尚更。つまり放送後テープを消去してしまうので、番組自体が残っていないというケースが多いです。これは民放よりNHKの方が顕著ですね。80年代にならないと保存されていない。"NHKっ子"だった私にとっては、子供の頃の思い出の詰まった番組が二度と観ることができない、もはや薄れ行く記憶の中にしか存在しない、と言うのは悲しいことです。<br />当時は、平日夕方6時から「こどもニュース」、6時5分から「少年ドラマシリーズ」、6時30分から「新八犬伝」「真田十勇士」などの人形劇を見て、ローカルニュース・天気予報を経て7時のニュースへ…と言うのが毎日の生活パターンでした。<br />「こどもニュース」と言うのは、現在放送されている同名の番組とは全く関係ありません。どっかの夏祭りがどうしたとか、小学校で飼育している動物がこうしたとか言うような感じの、ほのぼのした話題を取り上げた5分間番組でした。<br />「新八犬伝」（1973年4月～75年3月）は『南総里見八犬伝』を題材にした人形時代劇。<br />犬塚信乃、犬田小文吾などそれぞれ「仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌」の珠を持つ八犬士のほか、敵方の怨霊・玉梓、関東管領扇谷定正などの個性的なキャラクターが活躍する伝奇ロマンで、進行役の坂本九ちゃんの軽妙で親しみ易いナレーションも楽しみのひとつでした。九ちゃんの歌うエンディングの主題歌「夕焼けの空」もお気に入りでよく口ずさんだものです。嗚呼、九ちゃん！･ﾟ･(ﾉД｀)･ﾟ･ <br /><br />さて「少年ドラマシーズ」ですが、厳密に言うと平日の月曜から水曜日または木曜日までの放送で、金曜日には子供向け科学番組の「レンズはさぐる」と言うのを放送していました。<br /><a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%91%E5%B9%B4%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%9E%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA">wikipediaに一覧</a>がありますが、海外物を除くオリジナル作品は全79作。<br />タイトルを眺めてもさっぱり内容が思い出せない作品も少なくないので、作品または時期によっては結構見ていなかったかもしれません。以下、テープが現存してソフト化されている作品はあえて外して、思い出すことを記してみます。<br /><br />「ミルナの座敷」（1972年）<br />シリーズ3番目の作品。これを見ていたということは有名な第1作、「タイムトラベラー」も見ていたはずなんでしょうが、そちらの方はどうも記憶が薄いです。SF物ってあんまり好きじゃなかったせいかしら。<br />物語は、田舎の親戚の家に遊びに行った子供たちが主人公。その家には決して中を見てはいけないと言う秘密の座敷があり…と言う発端のミステリーで、隠れ切支丹やら何やらの秘密が絡んでいたように記憶しています。当時はワクワク、ゾクゾクしながら毎日見ていたのですが、もし今見たらどんなもんなんでしょうね。<br /><br />「夕映え作戦」（1974年）<br />これは以前単独での記事も書いたことがあります。主人公の中学生（「ずうとるび」の山田隆夫）が江戸時代にタイムスリップして、幕府と風魔一族の戦いに巻き込まれるSF時代劇。<br />原作（光瀬龍）を読んだのでドラマのストーリーも記憶に残り易かったのですが、原作と違うドラマ独自の味付けとして、主人公の父親と代官（長門勇の二役）が瓜二つ、と言う設定がありました。最後に代官は責任を取って切腹して死んでしまい、「現代」に戻った主人公は父親の顔をまじまじと見つめる…と言うシーンがあったように記憶しています。ちなみに、原作では"美人"と言うことになっている担任の先生役が"うつみみどり"だったのも、あえて違う設定にしたのでしょうか＾＾；）<br />Youtubeにテーマ曲があったのでリンクを貼っておきます（35年振りに聴きました！）<br /><a href="http://www.youtube.com/watch?v=soAipsNGGOE" target="_blank">http://www.youtube.com/watch?v=soAipsNGGOE</a><br /><br />「マリコ」（1974年）<br />少年ドラマシリーズと言うと今も語り継がれることが多いのはSF物ですが、その一方では、ごく普通の少年少女の日常生活や悩みを題材にした作品も数多くありました。この作品も、そのひとつです。<br />原作のタイトルは『静かに自習せよ』。これは秋元文庫って言う、今で言う「ライトノベル」、ジュニア小説ばかり出していた文庫に収録されていた作品。私も当時はこの文庫シリーズを何冊か持っていました。「われら受験特攻隊」とか「ミステーク時代」とか「クラスに忍者あり」とか･･･内容はすっかり忘れましたが。黄色い背表紙で、なんかちょっと漫画っぽい表紙と挿絵が特徴的でしたね。<br />ドラマの方は、主人公マリコ役の島田淳子（後の浅野真弓）さん、木下清さんと言う「タイムトラベラー」コンビによる青春物。島田さんが真面目な女子高生でクラスの副委員長、木下さんが委員長だっけ。お父さん役が根上淳さんでしたね。<br /><br />「きみはサヨナラ族か」（1977年）<br />このドラマは、いい学校に進学して、就職して…と、自分の人生がベルトコンベアのように決められた将来へ運ばれて行くことに疑問を抱いた小学生が、仮病を使って入院、人生からドロップアウトしてしまう、と言うお話。しかし、病院で様々な人々との出会いや別れを経て、やがてもう一度学校に戻って、自分の意思で人生を選ぶことを決意する…というものでした。<br />♪きみは　行って　しまうのか…（略）サヨナラ　僕は　ここに残るよ　君とふたり　いつまでも･･･<br />と言う主題歌の切ないメロディが今も耳に残っています。主人公のお父さんがシングルファザーと言う設定も、今にして思えば現代的でした。<br /><br />「蜃気楼博士」（1978年）<br />蜃気楼博士（ドクター・ミラージュ）と呼ばれる名奇術師（井上昭文）に若手の超能力者（剣持伴紀）が挑戦。超能力者は、はるか離れたところにいる人物を殺してみせる、と言う。その言葉どおり、次々と起こる殺人。そして事件は意外な結末に…と言うミステリー物。<br />最後は、事件の全てが実は博士の復讐のための計画だった、と言う結末だったかと。OPタイトルバックで流れる、井上昭文扮する蜃気楼博士による奇術シーンが印象的でした。<br /><br />「寒い朝」（1978年）<br />幼馴染で同級生でもある仲の良い少年と少女が主人公で、少年は父親と、少女は母親とそれぞれ二人暮らし。ところが、ふとしたことから親同士が親密になってしまい、ショックを受けた二人は家出を…と言うような、思春期の揺れる心情を描いた作品。これは石坂洋次郎原作で何度か映画化、テレビ化されていますね。<br />原作が児童文学から青春小説へと対象年齢が上がったところで、このシリーズ自体も"少年"から卒業してしまったのか、これがレギュラー枠最後の放送作品でした。 ]]>
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<dc:subject>テレビ番組</dc:subject>
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<title>赤ひげ</title>
<description> 1972年10月6日～1973年9月26日にNHK「金曜時代劇」枠で放送（全49回）。原作は山本周五郎の『赤ひげ診療譚』。原作には、8つエピードしかありません。なので1年間放送するために、山周の別の小説やテレビオリジナルのストーリーなども加味しつつ、エピソードを膨らませて構成していたようです。物語の大枠は原作とだいたい同じで、舞台は江戸末期の小石川養生所。長崎留学から戻った保本登（あおい輝彦）が自身の意思に反して無理
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<![CDATA[ <img src="http://blog-imgs-32.fc2.com/r/e/t/retroroom/akahigetv01.jpg" align="left">1972年10月6日～1973年9月26日にNHK「金曜時代劇」枠で放送（全49回）。<br />原作は山本周五郎の『赤ひげ診療譚』。<br />原作には、8つエピードしかありません。なので1年間放送するために、山周の別の小説やテレビオリジナルのストーリーなども加味しつつ、エピソードを膨らませて構成していたようです。<br /><br />物語の大枠は原作とだいたい同じで、舞台は江戸末期の小石川養生所。長崎留学から戻った保本登（あおい輝彦）が自身の意思に反して無理矢理養生所の医師にされてしまい、「赤ひげ」と呼ばれる医長の新出去定（小林桂樹）に反発・対立しながらも、養生所を訪れる貧しくとも懸命に生きる市井の人たちとの触れ合いを通して成長し、1年後に再び長崎留学を命じられて旅立って行くまでを描いた人情時代劇。レギュラーの登場人物はほかに同僚医師の森半太夫（有川博）、それから原作にない人物として飲み屋の女将おせん（浜木綿子）とその亭主（小鹿番）、登を慕う女中のおきぬ（仁科明子）、労咳（結核）病みの岡っ引の冬吉（黒沢年男）なども登場していました。<br />何しろ36年前のドラマなので、本放送直後には一回ぐらい再放送があったかもしれませんが、その後テープが消去されてしまっています。わずかに現存する1話分がソフト化されているだけと言う始末。NHKったら高い料金を取っているくせに70年代以前の番組は殆ど保存していないと言う有様にフザケルナと言いたいのですが、それはともかく＾＾；私も漠然といくつか断片的なシーンを覚えているぐらいで、まとまったエピソードの記憶がないのです。せえぜえ、確か労咳病みの冬さんは最後の方で死んでしまったなあとか、ラストシーンは長崎に立った登を思い出しながら赤ひげとおきぬが相合傘で去って行くシーンだったかなあ…とか、そのぐらい。<br />ただ、ひとつだけ、よく覚えている話があります。<br />それは「こんち午の日」と言うサブタイトルのエピソードです。<br />さる藩の若殿（村野武範）がアル中による数々の不行跡のため、養生所に預けられます。赤ひげは、若殿の身分を隠して町の豆腐屋に住み込ませて働かせることで、心身を鍛え直そうとします。最初のうちは反発して働こうとしなかった若殿。しかし、やがて心を開き職人たちとともに新しい豆腐作りに取り組み、見事に立ち直ってお城に戻ります。ところが正常に戻ったとたん、若殿は前非を悔いて切腹して死んでしまうのです。何のために治療したのか…と暗然とする赤ひげ。そうとも知らぬ豆腐屋は赤ひげに若殿の思い出を懐かしそうに語りかけ、今日も「こんち午の日…」の売り声とともに行商に歩いていく…と言う結末でした。<br />思い出し書いていて、そう言えば手塚治虫の「ブラック・ジャック」にも同種のエピソードがあったような気がするのですが、勿論真似とか言うわけではなく、医術の限界、治療に携わる医者の空しさ、病める者と逞しく生きる者との対比などは、この種のドラマに共通のテーマなのでしょう。<br />赤ひげを演じた小林桂樹はまだ50手前だったはずですが、髭と時代劇の扮装のせいか、ずいぶん老人に見えましたね。映画では三船敏郎が演じていますが、私が最初に見たのはこのドラマ版だったので、原作も小林桂樹のイメージで読んでいたかな。ちなみに原作の赤ひげは本当に髭が赤いわけではないようですが、ドラマでは垢と埃で赤茶けている、と言う設定だったようです。<br />あおい輝彦は今でもあんまり変わっていないです。仁科明子は松方弘樹との不倫に走る前は「お嫁さんにしたい女優No.1」と言われていましたね＾＾； ]]>
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<dc:subject>テレビ番組</dc:subject>
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<dc:creator>hayamin</dc:creator>
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<title>アイフル大作戦</title>
<description> 1973年4月14日～1974年5月4日にTBS系で放送（全56回）。物語はアイフル探偵学校の校長・岸涼子（小川真由美）と生徒たち（谷隼人、松岡きっこ、川口厚、西田健）が毎回様々な事件に出会い、警視庁の桜田警部（丹波哲郎）、追手刑事（藤木悠）、一匹狼の私立探偵の南条京太郎（杉浦直樹）らと抜きつ抜かれつしながら捜査にあたり、解決するまでを、コミカルに、ハードボイルドに描いたアクションドラマで、TBS同枠のドラマとしては
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<![CDATA[ <img src="http://blog-imgs-32.fc2.com/r/e/t/retroroom/eyeful01.jpg" align=left>1973年4月14日～1974年5月4日にTBS系で放送（全56回）。<br /><br />物語はアイフル探偵学校の校長・岸涼子（小川真由美）と生徒たち（谷隼人、松岡きっこ、川口厚、西田健）が毎回様々な事件に出会い、警視庁の桜田警部（丹波哲郎）、追手刑事（藤木悠）、一匹狼の私立探偵の南条京太郎（杉浦直樹）らと抜きつ抜かれつしながら捜査にあたり、解決するまでを、コミカルに、ハードボイルドに描いたアクションドラマで、TBS同枠のドラマとしては「キイハンター」と「Ｇメン’75」の中間に位置します（姉妹編の「バーディ大作戦」もありました）。<br />このドラマは土曜夜9時放送でしたから、いくら週末とは言え、こんな夜遅く（！）にこんなドラマ（お色気シーンもあった）を見ることを親が許可してくれていたとは思われませんので、私が見ていたのは平日夕方の再放送だったのでしょう。<br />ドラマの見所は、何と言っても主役の小川真由美お姉様。<br />「アイフルとは何か？<br />アイフルとは、すごい美人、または目を見張るほどイカす奴のこと！」<br />と言う、芥川隆行の語るOPナレーションの通り、男勝りで、お洒落で色っぽくて、そして時に可愛らしい美女を演じています。<br /><img src="http://blog-imgs-32.fc2.com/r/e/t/retroroom/eyeful02.jpg" align=left>自称男嫌いで一見お金にがめついのですが、実際は非常に情熱的で行動的な女性と言う、この前後に演じていた「女ねずみ小僧」にも通じるキャラクター。真由美お姉様は本当にかっこよかったですねえ。子供心にもステキな大人の女性と言う感じがしました。<br />♪もしも私が　男になったら　私はきっと　私みたいな　女に惚れるわ…<br />と、EDではお姉様自身が主題歌も歌ってらっしゃいますが、上手いのか下手なのかよくわかんない、鼻にかかった独特の節回しにも味がありました（笑）<br />杉浦直樹はキザでクールな色男と言う、後年ホームドラマで演じていることの多かった、とぼけた父親役とはだいぶ違うイメージでした。真由美お姉様とは、いつも憎まれ口を叩き合いながらも内心ではお互い愛しく思っている関係なんかには憧れちゃいましたね＾＾；<br />丹波哲郎は「キイハンター」～「Gメン」までこの枠のドラマにオール出演。お姉様とのコミカルな掛け合いは見ものでした。<br />藤木悠は"ドデカ"と呼ばれるたたき上げ刑事役で、「Gメン」でも丹波とコンビを組んでいます。<br />谷隼人と松岡きっこは確か、このドラマが縁で知り合って結婚したのではなかったかしら。<br />川口厚は有名な川口兄弟（浩・恒・晶）の末っ子で、後に恒・晶同様、クスリで捕まって引退。<br />クールなエリート役が多い西田健の、コミカルな三枚目と言うのも珍しいです。 ]]>
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<dc:subject>テレビ番組</dc:subject>
<dc:date>2009-10-30T23:53:40+09:00</dc:date>
<dc:creator>hayamin</dc:creator>
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<title>真田太平記</title>
<description> 池波正太郎原作のテレビ歴史時代劇（1985年4月3日～1986年3月19日・全45回・NHK放送）物語。信州上田城主・真田昌幸（丹波哲郎）は小大名ながら智略に優れた武将。長男・信幸（渡瀬恒彦）、次男・幸村（草刈正雄）とともに徳川家康（中村梅之助）の大軍を打ち破り名を挙げる。やがて真田家は天下を統一した豊臣秀吉（長門裕之）の傘下に入り、信幸は家康の将・本多忠勝（加藤武）の娘小松殿（紺野美佐子）と、一方、幸村は秀吉子飼
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<![CDATA[ <img src="http://blog-imgs-32.fc2.com/r/e/t/retroroom/sanadataiheiki01.jpg" align="left">池波正太郎原作のテレビ歴史時代劇（1985年4月3日～1986年3月19日・全45回・NHK放送）<br /><br />物語。信州上田城主・真田昌幸（丹波哲郎）は小大名ながら智略に優れた武将。長男・信幸（渡瀬恒彦）、次男・幸村（草刈正雄）とともに徳川家康（中村梅之助）の大軍を打ち破り名を挙げる。やがて真田家は天下を統一した豊臣秀吉（長門裕之）の傘下に入り、信幸は家康の将・本多忠勝（加藤武）の娘小松殿（紺野美佐子）と、一方、幸村は秀吉子飼いの大谷吉嗣（村井国夫）の娘於利世（中村久美）と婚姻を結ぶ。しかし秀吉の死後、家康と石田三成（清水紘治）が対立、真田家もまたに昌幸・幸村と信幸に相別れることに…<br /><br />ＮＨＫが大河ドラマの時代劇を休止して近現代劇三部作（1984～86年、「山河燃ゆ」「春の波濤」「いのち」）を放送していた期間、その代替として時代劇好きの視聴者向けには、「水曜時代劇」の枠で、従来の大河ドラマの予算を縮小した規模で歴史時代劇が放送されていました。その第一作が「宮本武蔵」（役所広司主演）、第二作がこの「真田太平記」、そして第三作が「武蔵坊弁慶」（中村吉右衛門主演）。<br />私は時代劇ファンですから、近現代劇よりこちらの方が本当の大河ドラマらしくて好きでしたが、中でも「真田太平記」に最も惹かれました。<br />このドラマではセットや戦闘シーンの制作費の不足を補うため、ＣＧを初めて本格的に導入して多用しています。何せ初期のＣＧですから今から比べると、いや当時から見てもかなりチャチな感じはありました。しかしそれが苦にならないのは、重厚な構成と豪華な出演陣のお陰です。<br />まず真田家の象徴・六文銭が飛んでくるＯＰとともに流れる、弦楽器による主旋律の哀調の中にも力強さを感じさせる林光作曲のテーマ音楽がいいです。林光は「国盗り物語」「花神」のテーマ曲も担当していますが、どれも歴史大河らしい格調の高い、名曲です。それに引き換え最近の…とかはあんまり言いたくないんですけど、やはり近頃の大河ドラマの、フニャフニャした音楽はダメだなあ。。。まあ、音楽だけじゃなく、歴史ドラマ作りにおける基本姿勢自体が違うんですけどね。。。<br />物語は、織田・徳川連合軍による甲斐・信濃攻めから始まり、関ヶ原の戦い、大坂の陣を経て、最後は二代将軍秀忠（中村梅雀）の命により信幸が父祖以来の地・上田を離れ松代に移封されるまでの、真田家の姿を描きます。<br />と言ってわかるように、このドラマの主役は豊臣方に加担して華々しく滅びた有名な弟・幸村ではなくて、徳川方についた地味な兄・信幸の方。私も正直言ってこのドラマを見るまで真田信幸のことはよく知りませんでしたが…いや、でもこの渡瀬恒彦演じる兄上様が渋くていいのです。数々の苦難を冷静な判断と忍従で乗り越え、領民を愛し家臣を愛し、真田の家を守り抜いた生き方にもひとつの理があったことが、渡瀬の存在感ある演技によって納得させられます。<br />真田幸村の実像は中肉中背の人物だったと言われ、原作にもそのように記されていますが、ドラマでは長身・美形の草刈正雄が演じています。小説は小説として、映像的には静の信幸と動の幸村の人物像をビジュアル的にも明確にする上で妥当な配役だったと思われますし、草刈正雄は武勇と智略に優れ己れの信念に殉じた幸村を美しく、そしてかっこよく演じています。<br />そして何と言っても丹波哲郎の真田昌幸。小国の領主ながら智謀の限りを尽くして戦乱の世を潜り抜けて行った昌幸とは、まさに現実もかくあったろうと思わせる、圧倒的な風格と迫力。尤も、丹波は何を演じてもいつも同じタンバリンなんですけどね。でも、この人が現れるだけで「大物」と納得させてしまうこんな役者さんは、もう二度と出てこないでしょう。<br />この３人を中心にして、更にもうひとつのドラマの見所は、草の者、つまり忍者の活躍。<br />真田の草の者の頭目・壺谷又五郎に夏八木勲、密かに幸村を愛するくのいちのお江に遥くらら、真田と敵対する甲賀忍者の頭目・山中大和守に佐藤慶、山中内匠に戸浦六宏、そしてお江を執拗に仇と狙う猫田与助に石橋蓮司と言う、一癖も二癖もある個性派俳優たち。中でも遥くららは元宝塚の、しかも娘役出身でありながら汚れた衣装を身纏って熱演。少年のように凛とした美しさの中に色気もあって、素敵でした。<br />ちなみにこのドラマ、当時の宣伝文句には「ホームドラマの要素を取り入れた」云々とあったように記憶しているのですが、それは戦乱の世を生き抜いた真田一族の親子、兄弟、そして郎党たちの情愛と結束を描く、と言う程度の意味合いであったかと思います。近年の大河は、単なる女性目線で描いた文字通り本当の「戦国ホームドラマ」化してしまっていますが…いや、その話はやめましょう。<br />家康役は前進座の大御所・中村梅之助。私がこれまで見た中での、ベスト・オブ・家康役はこの梅之助です。満面に人の良さそうな笑みを浮かべている時でも目だけが笑っていない、老獪な、まさに狸親父のイメージにぴったりでしたねえ。ちなみに、家康の息子・秀忠役の梅雀は、梅之助と実の親子で親子役。尤もこの当時はまだ有名じゃなかったので、名前も顔も似てるけど親戚かなあ？ぐらいにしか思いませんでしたが。<br />他にも榎木孝明、三浦浩一、細川俊之、小山明子、岡田茉莉子、加藤嘉、鈴木瑞穂など、当時の新進、中堅、ベテラン俳優が勢揃い。そうそう、翌年亡くなるアイドルの岡田有希子もちょこっと出ていました。まあ、この当時にはちゃんとした芝居のできる俳優とただの顔見世出演アイドルとの区分けがまだ厳然と存在していたわけで、大河ドラマがアイドル学芸会になってしまうような有様は、考えられなかった時代でしたね（って、やっぱり最後はそこに行き着いちゃうなあ。。。） ]]>
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<dc:subject>テレビ番組</dc:subject>
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<dc:creator>hayamin</dc:creator>
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<title>江戸川乱歩「黒蜥蜴」より　悪魔のような美女</title>
<description> 江戸川乱歩の美女シリーズ第8作目（1979年4月14日放送・テレビ朝日・井上梅次監督）物語。宝石商・岩瀬（柳生博）に怪盗・黒蜥蜴（小川真由美）から盗難予告状が届く。稀代の女賊が狙うのは、時価20億円のダイヤ「エジプトの星」か？それとも一人娘の早苗（加山麗子）か？迎え撃つは、探偵の中の名探偵・明智小五郎（天知茂）。名探偵と女賊との、世紀の対決が始まった…!!誰にでも振り返りたくない過去はあるもんですが、高名な俳
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<![CDATA[ <img src="http://blog-imgs-32.fc2.com/r/e/t/retroroom/bijoseries08_01.jpg" align="left">江戸川乱歩の美女シリーズ第8作目（1979年4月14日放送・テレビ朝日・井上梅次監督）<br /><br />物語。宝石商・岩瀬（柳生博）に怪盗・黒蜥蜴（小川真由美）から盗難予告状が届く。稀代の女賊が狙うのは、時価20億円のダイヤ「エジプトの星」か？それとも一人娘の早苗（加山麗子）か？迎え撃つは、探偵の中の名探偵・明智小五郎（天知茂）。名探偵と女賊との、世紀の対決が始まった…!!<br /><br />誰にでも振り返りたくない過去はあるもんですが、高名な俳優さんにとっては、駆け出し時代のB級な役柄のことはあまり触れられたくない場合が多いでしょう。<br />若い頃の宅麻伸は天知茂先生の付け人をしていたことから、このシリーズにも何度か端役で出演していますが、本作では黒蜥蜴に剥製にされる「美青年」を演じています。それも黒ブリーフ一丁のすっ裸で、鎖に繋がれた状態で…。う～ん、観ている方としても、ちょっと恥かしい(/ω＼) やっぱり、今のご本人にとっては黒歴史なんでしょうかね…。<br /><br />それはさておき、原作は乱歩唯一の女賊物。謎解きより名探偵と怪盗との対決を前面に押し出している点では「黄金仮面」の系統に属します。三島由紀夫によって戯曲化されていることでも有名ですが、1962年に大映で黒蜥蜴・京マチ子、明智小五郎・大木実らの配役で映画化され、本シリーズの監督・井上梅次がメガホンを取っています（ちなみに当ブログの感想は<a href="http://retroroom.blog111.fc2.com/blog-entry-185.html">こちら</a>）。<br />また、天知茂先生にとっては、三島の推薦で舞台版（1968年、黒蜥蜴は美輪明宏）に出演したことが、そもそもの明智役との出会いでした。そういう意味ではこのシリーズの中で「黒蜥蜴」を再演することは、まさに満を持して、という感じだったかもしれません（ちなみに本作を以って、レギュラー放送枠が従来の1時間半から2時間に拡大されています）<br /><br />乱歩は三島戯曲版に対して、<br />「筋はほとんど原作のままに運びながら、会話は三島式警句の連続で、子供らしい私の小説を一変して、パロディというか、バーレスクというか、異様な風味を創り出している」<br />と述べていますが、このドラマも乱歩よりは三島版の影響を強く受けた作りになっています。<br /><img src="http://blog-imgs-32.fc2.com/r/e/t/retroroom/bijoseries08_02.jpg" align="left">例えば、夕日を背景にモノローグで対話する明智と黒蜥蜴のシーン（「最後の勝ちはこっちのものだ…」）は原作になく、完全な三島版からのパクリです。<br />トランプをしながら繰り広げられる大人の駆け引きなども、ムーディと言うか、セクシーと言うか、わざとらしいと言うか…普通だったら観ている方が恥かしくなってしまいそうなキザな芝居のオンパレードですが、それを何の違和感もなく演じ切ってしまっていて様になる俳優は、やはり世界広しといえども、我らが天知茂先生をおいてほかにいないでしょう。<br /><br />お話は、原作とも、それから三島版とも違う、ドラマ版ならではのアレンジも加えつつ展開しています。<br />ホテルで「エジプトの星」を盗むとフェイントをかけて、実は早苗を誘拐すると言うのはこのドラマのオリジナルだし、岩瀬邸に侵入して早苗を拉致するのも、原作・三島版と違って黒蜥蜴自身に変更されています。そのお陰で、小川真由美さんのわけのわかんないアイマスクとマント姿や、入浴シーンが見られました＾＾；<br />「脱ぎ役」の加山麗子さんがトランクの中から下着姿で転げ出してくるシーンもなかなかも良かったですね＾＾；<br /><br />ただ、予算不足だったのか、前半の舞台となるホテルが伊東温泉の「サンハトヤ」と言うのは安っぽくてかなり萎えます（おそらくタイアップだったのでしょう）。<br />また、原作では通天閣（三島版では東京タワー）だった宝石の受け渡し場所が競艇場に変更されているのも、セットを組む余裕がなかったからなんでしょうが、ちょっとズッコケますね。<br />更に致命的なのは、黒蜥蜴の美術館のショボさです。特に、剥製の人間がたった4体ってのは少なすぎ。その3倍ぐらいは欲しかったところです。<br /><br />黒蜥蜴を演じた小川真由美。本シリーズ中で唯一「特別出演」と但し書きがつく別格の扱いなんですが、当時からそんなに大物だったっけ…。いや、私は「アイフル大作戦」以来の小川さんのファンなので、別に文句を言ってるわけじゃないのですが。クールで、セクシーで、そしてキュートで…。あえて難を言えば、黒蜥蜴の人間離れしたゴージャス感がイマイチ足りない感じがすること。どっちかと言えば小川さんは、「アイフル大作戦」にしろ「女ねずみ小僧」にしろ、庶民的な親しみやすさの方が勝っていた気がするのです。<br /><br />本作で驚いたのは、黒蜥蜴の手下の雨宮（清水章吾）が水槽に漬けられて死んでいたシーン。これって、つまり、明智が殺したってことになるんでしょうか？？いかに相手が悪人とは言え、明智先生が殺人を犯すなんて･･･（＠o＠）<br />もう一つは、例の「変装ベリベリ」の場面。いつものように別の俳優から天知先生に入れ替わるのではなくて、ニセ松吉も天知先生自身が演じていたことです。最初は確かに本物の松吉（別の俳優さん）だったはずなんですが、、、どこで天知先生に入れ替わったんでしょう？全く気づきませんでした。いやはや、さすが天知先生。芸達者なんですね～。 ]]>
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<dc:subject>江戸川乱歩の美女シリーズ</dc:subject>
<dc:date>2009-10-17T23:54:55+09:00</dc:date>
<dc:creator>hayamin</dc:creator>
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